SMELLS LIKE SOMETHING

今年もこの季節がやってきました。

オレのようなクソみたいな社畜が選んだ年間ベストに何の権威もないことなんて十分に理解しているのだが、それでもやっぱり一音楽好きとして年間ベストの発表はせずにはいられないってもんで…

てなわけで今年印象に残ったアルバムTOP10を発表。

1 初恋 / 宇多田ヒカル

2 レインボーサンダー / ザ・クロマニヨンズ

3 重力と呼吸 / Mr.Children

4 ソングライン / くるり

5 ホームタウン / ASIAN KUNG-FU GENERATION

6 REBROADCAST / the pillows

7 Wake Up / エレファントカシマシ

8 Toys Blood Music / 斉藤和義

9 海のOh, Yeah!! / サザンオールスターズ

10 魚図鑑 / サカナクション

いかがだろうか、このガバガバ感。

ラスト2枚がベスト盤という急造感。

こうなるのもしょうがない、今年は本当に新譜を聴かない1年だった。

去年が洋楽・邦楽共に圧倒的リリースラッシュだったので、洋邦分けてTOP10が作れたのだが、今年買った洋楽の新譜といえばFall Out BoyのMANIAのみ(そのうちMuseの新譜が届く)。そのMANIAも悪くはないものの、そこまで印象に残る作品ではなかった(ライブ映えはした)ため、TOP10入りとはならなかった。

とまあ、新譜を聴かなかった言い訳はここまでにして、各アルバムに一言二言選考理由を添えたいと思う。

1 初恋 / 宇多田ヒカル

これはもうぶっちぎり。2018年どころが、2010年代全体でもトップを争えるレベルの、完璧なアルバムだと思う。1曲目のPlay A Love Songの歌い出しで「ああ、これは間違いねえな」と確信できる感じ。7年の「人間活動」を経て帰還した前作に続いて、また2010年代の金字塔がこの世に産み落とされた訳だ。リアルタイムで体感できた幸せに感謝。

2 レインボーサンダー / ザ・クロマニヨンズ

当然のことながらいつもクロマニヨンズは最高なんだが、今作はその最高の作品群の中でも飛び抜けて良かった。50過ぎのロックンロール大好き少年たちの現在地を示す会心の一撃。

3 重力と呼吸 / Mr.Children

桜井さんがメチャクチャ期待を煽ることを言っていたのでとても期待して手に取った待望の新作。実際に素晴らしいアルバムだった。しかし、少しあっさりしすぎてる感はある。個人的にミスチルはもう少しドロドロしているくらいがちょうどいいと思ってるので前作でいうところのREMみたいな、シフクノオトでいうところの言わせてみてぇもんだとか掌みたいな吐き出すような曲があってもいいんじゃないかと。まあ色々言いたいことはあるが、名盤であることは間違いない。オープニングのYour Songとラストの皮膚呼吸、このあたりの展開がさすが。

4 ソングライン / くるり

くるりはここ数年で一気に好きになったバンド。岸田繁みたいな職人気質の人が作るアルバムって、ただ曲が良いだけじゃなくて、随所に洋楽のオマージュとかが散りばめられてて聴いててとても面白い。森道でのパフォーマンスも良かったな。

5 ホームタウン / ASIAN KUNG-FU GENERATION

Weezerのクオモが参加してる。とりあえずナノムゲンやってくれ。表題曲の温かさが好き。ゴッチが今発信したいメッセージがシンプルに表現されてる気がする。

6 REBROADCAST / the pillows

30周年の幕開けを飾るに相応しい、最高のロックアルバム。日本語でオルタナティブロックをやらせたら山中さわおに敵う者はこの世にいないということを再確認。箱庭のアクトの詞の世界観が相変わらずさわお節炸裂でニヤニヤしちゃう。

7 Wake Up / エレファントカシマシ

シングル曲の出来からすると少し不完全燃焼感があるが、やっぱり宮本浩次の力強い声を聴いてると色々な思いが込み上げてくるし、勇気づけられる。とりあえずここ数年働きづめで疲弊してるっぽいのでしばらく休んで、また完全復活してほしい。

8 Toys Blood Music / 斉藤和義

母に借りて聴いたら思いのほかカッコよくてハマってしまった。レコ発ライブも行ったのだが、安定感抜群でメチャクチャカッコ良かった。アレンジが渋い。

9 海のOh, Yeah!! / サザンオールスターズ

国民的バンドの国民的名曲集